富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡仏壇

高岡仏壇とは(たかおかぶつだん)

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写真:http://oogoshi.blog99.fc2.com/blog-entry-68.html

浄土真宗の王国である富山県に暮らす人々の需要に応える形で発展してきた
木地師、塗師、彫刻師、蒔絵師など、専門技術者の総合技術工芸品として高岡仏壇が
江戸時代より広く全国に知られてきました。

富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡仏壇の特徴

表金具、彫刻、仏壇内部の金箔押しをふんだんに取り入れた荘厳華麗さと、
全国で高岡だけとなる、イチョウ、クサマキなど国産の木地材を使用した、
接着剤を使わない組み立て方式による耐久力が高岡仏壇の特徴である。

柱や桟にはクサマキを使用し、板にはイチョウを選ぶ材質へのこだわりと
欄間などには繊細な手彫りで、立体感を生み出す厚彫り仕上げ
高岡仏壇の完成度、優美さ、堅牢さは全国で群を抜いている。

富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡仏壇の歴史

そもそも高岡仏壇のおこりは、慶長年間(1596-1615)における仏壇師、
高森重次郎の手広い活動により仏壇製作の基礎が出来あがった所へ、
指物師、大場庄左衛門が高岡に移り住み、 家具を作って
漆塗装を行ったことも高岡仏壇様式の起源のひとつと言われています。

下地を施した木地材に、合成樹脂塗料は使わず、漆塗りを施し、
箔押し職人が純金厚箔を入念にはり込む現在の高岡仏壇様式にも往年の技がいります。

高岡仏壇は同地域でおこった高岡銅器の発展とも無関係ではなく、
銅器の鋳造、彫金技術など銅器製作の伝統が高岡仏壇の世界にも持ち込また。
高岡仏壇の特徴でもある表金具の使用箇所が多い点にも、高岡銅器の影響が見て取れる。