富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡銅器

高岡銅器とは(たかおかどうき)


富山県第二の都市、高岡市で作られている銅器の総称を高岡銅器と言い、
現在でも日本における銅器生産額の95%を占める規模の、伝統産業品が高岡銅器です。

金属である事実を忘れてしまうほどの自由で緻密な造形が特徴で、
繊細な透き文様、波打つ曲線美、巧みな造形美は、確かな風格を表現しています。

手のひらにおさまる小さな文具から花瓶、茶器、仏具と様々な形が作られてます。
鎌倉、奈良と並び、日本三大大仏に数えられる高岡大仏も、
高岡銅器の粋と技術が結集された代表的作品である。


そもそも高岡銅器のおこりは、1600年頃、2代目加賀藩主前田利長が、
高岡城へ入城時、街の繁栄の為に、金森弥右衛門ら7人を朝廷に認められた金屋鋳造師、
現在の高岡市金屋町に呼び寄せたのが始まりです

富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡銅器の歴史

現在の高岡市金屋町で鋳造が開始された。
当初は藩の御用品以外、農具や日用品、鍋、釜などが製作されていたが、
江戸期に入ると、生活、文化の発展に伴い、仏壇装飾や、装身具にまで
銅器製作のノウハウが応用され、美術工芸品としての性質を帯び始めました

富山県の伝統工芸・地方工芸:高岡銅器の質

1873年、ウィーンで開催された万国博覧会で金森宗七の作品が受賞するなど
世界的評価も高い高岡銅器だが、それら評価の高い理由のひとつとして、
各工程の分業による製品のクオリティー維持があげられる。

原型の鋳造、仕上げ、研磨、着色、彫金など、全ての工程が異なる職人の手に
総体として完成度の高さを実現しているのが高岡銅器の特徴である。