東京都の伝統工芸:東京銀器

東京都の伝統工芸:東京銀器とは

銀の器というとヨーロッパの工芸品を思い浮かべる人が多いかと思いますが、
実は日本意外と古く、平安時代には既に銀製の器が使用されていたことが文献に記されています。

東京都の伝統工芸:東京銀器の歴史

室町時代には銀山が各地で発見され、日本でも本格的に銀器が生産されるようになって
そんな歴史を背景に東京銀器は江戸時代中期、彫金師の下請けとして銀(しろがね)師したことで発祥したといわれています。
そもそも銀器自体は昔から高価であったため、一般庶民の手にはなかなか入らないものでした。

しかし、江戸時代に入ると庶民の生活レベルが向上し、銀器が庶民の手に届くものとなりました
これによってかんざしや櫛などの需要が上がり、彫金師や銀師といった職人の生活や立たがって銀器も発展していったと思われます。
東京銀器の生産が盛んになった背景の一つには18世紀の中ごろに倹約を旨とする禁止座でしか扱えなかったという事情もありました。
このため、銀座一箇所に集合した職人達が互いの技を競い合い、技術を高めていったとのことです。

東京都の伝統工芸:東京銀器の特徴

純度93%以上の銀を使用し、高度な技術で丹念に施された細工の精緻さが特徴です。
堅牢な銀器は様々な用途で使われました。
明治時代に入るとその技術は世界に認められるようになり、昭和54年には経済産業大臣指定の伝統工芸に東京銀器が指定されています。
昔ながらの製法で今も作り続けられている東京銀器は優雅な外見もさることながら丈夫常の様々な分野で今も活躍し続けています