東京都の伝統工芸:江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)

東京都の伝統工芸:江戸木目込人形の歴史

木目込人形という形の人形発祥の地は京都で、約270年前のことでした。
当時の上加茂神社の神官に仕えていた人物が神事に使う箱を作る柳の木の残片を使っに刻み目をつけ、
それに神官の衣裳の残りの布を挟んでつけたのが始まりだといわれています。

こうして誕生した木目込人形は、江戸が発展するにつれて人々が江戸に集まるのと同時た職人達の手によって
1700年代前半には既に江戸にも伝わっていたといわれています。

東京都の伝統工芸:江戸木目込人形の特徴

当時は加茂で誕生したために加茂人形といわれていたこの人形が江戸に伝わり、更にの江戸木目込人形へと発展していったわけです。
京都から伝わった伝統の技術で作られていた江戸木目込人形ですが、明治時代に入ると変化がでてきます。

今までの製法から桐塑を型抜きして胴体を作るという製法に切り替え、これによって大量生産ができます。
桐の粉をしょうふ糊で固めた桐塑で作った型に、筋彫りをし、そこに布地をきめ込んで作るのが特徴になりました。

この新しい製法は今に受け継がれる製造方法で、この大量生産可能な新技術の導入にはその種類を格段に増やすことに成功しました。

東京都の伝統工芸:江戸木目込人形の現在

初めは京都の影響を受けながら誕生した江戸木目込人形は現在も伝統の技を駆使しての技と価値が認められて昭和53年に伝統的工芸品の指定を受けました。
現在は昔ながらの節句人形を始めとして、歌舞伎人形や風俗人形なども作られており、江戸前の美しい姿を保ち続けています。