東京都の伝統工芸:江戸節句人形(えどせっくにんぎょう)

東京都の伝統工芸:江戸節句人形の歴史

日本で人形が製作された歴史をたどればかなり古い時代にまで遡ることができますが、
江戸の人形製作は、京都の影響を受けて江戸時代初期の頃に始まり独自の強みを生かした
江戸独自のが確立されたのは、約250年前と言われています。

しかも、当時はまだ京の影響を色濃く受けている状態ですから、
現在私達が目にする趣きも異なっていたことでしょう。
江戸独自の人形が製作されるようになったのはおよそ250年前のことといわれていますが
この頃には雛人形や五月人形といった節句人形が、写実的で江戸前独特の姿に作られました

江戸での人形製作が最盛期を迎えたのは江戸時代後期のことでした。
この頃になると江戸時代初期には戸外に飾られていた人形飾りが屋内に飾られるようにもより精密で豪華なものへと発展していきました。
五月人形はもちろんのこと実際に甲冑をモデルとして江戸甲冑が作られるなど、その精としての価値も高くなっていったと考えられます。
もちろん、これだけではなく、小型で俳優そっくりに作られた風俗人形なども誕生し、現在基礎が確立しました。

東京都の伝統工芸:江戸節句人形の現在

今でも木や紙、布など自然素材を用いて作られる江戸節句人形は木彫りや桐塑で作られ着せるといった昔ながらの製法で作られており、
その価値が認められて平成19年には伝統的工芸品の一つとして指定されました
250年以上の歴史を持つ江戸節句人形は、今も伝統の製法で作られ、江戸ならではのれた写実的な姿で作り続けられています。