天明鋳物は、栃木県佐野市で作られている美術工芸鋳物の総称です。
この地方は古くから鋳物の産地としてよく知られており、そんな土地で生まれたものが天明鋳物と名乗っています。

栃木県の伝統工芸:天明鋳物の歴史
その発祥は今から1000年前、平将門の乱を鎮めた藤原秀郷が京からこの地へと5名軍で使う道具の鋳造を命じたのが天明鋳物の始まりだといわれています。
戦が終わると佐野市周辺に定住した鋳物師達が、日用品や仏具などを作り始めました
こうして、軍で使う道具だけでなく日用品を生産し始めたことにより、天明鋳物は更なる発展を遂げました。

平安、鎌倉と鋳物師の数は増え続け、江戸時代には100件あまりの鋳物屋が存在した
江戸時代になると多くの梵鐘も作られるようになり、天明鋳物は更なる隆盛を誇りました近代産業の発展と共にあらゆる産業で機械化が進むと、
天明鋳物もその波に押され、衰退していきます。

栃木県の伝統工芸:天明鋳物の現在
時代が移り変わり、大量生産の波には勝てず、天明鋳物は産業機械鋳物として生き延びしたが、
近年は美術工芸品としての天明鋳物が評価されています。

栃木県の伝統工芸:天明鋳物の特徴
特徴としては、全体の姿に簡素な趣があり、独創的な形をしており荒肌(ざらざら)で図文がありません。
口つくりがまっすぐに立上がった形です

現在も数少ないながら伝統の技術を受け継ぎ、職人の手によって丁寧に作り続けられての色が大変美しく、
茶器などの日用品や食器をはじめとして文鎮などの小物も作られており、1000年に及ぶ長い歴史に人々の目を今も楽しませてくれています。

さのまる天明鋳物

さのまる天明鋳物
価格:1,008円(税込、送料別)