栃木県の伝統工芸:結城紬(ゆうきつむぎ)

結城紬という名前から結城市で生産されていると思われがちですが、
結城の名は結城紬でもあり、その結城氏が小山氏の傍系でもあることから小山市周辺で作られているものも結城紬として問題はありません。

栃木県の伝統工芸:結城紬の歴史

結城紬の起源は奈良時代にまで遡るといわれていますが、
もともと養蚕が盛んだったこる農家の内職として始まったとも言われており、
実際に特産品として評価を獲得したのは室町時代に領主であった結城氏でした。

栃木県の伝統工芸:結城紬の特徴

結城紬の特徴は、真綿から手でつむぎだす糸にあります。
真綿は、やわらかく、空気をたくさん含むために温かい素材になります。

この真綿から人の手で糸をつむぎ出すことで、素材の良さを損なわない、最上質の糸ができあがります。
真綿から糸を紡ぎ、染め、織りなどの全ての作業を現在も伝統の技術を守りながら
丁寧て作られた織物は大変丈夫で、親子三代までも使用することができるといわれるほどです

栃木県の伝統工芸:結城紬の現在

現在では芸術的な価値も認められ、1956年には国の重要無形文化財として指定され有名になりました。
しかし、2004年には重要無形文化財としての条件を満たしていない反物が存在していかになるなど、有名で高級な織物なだけに贋作問題も発生しました。

現在は厳重な品質検査が行われており、2005年には改善が指導されて新たな証票が
その作業のほぼ全てを今も手作業で織り上げられる結城紬は丈夫なだけでなく、
軽く、現在も大切に長く重宝される織物です。

この記事で伝統工芸など興味が出てきてくれる人が増えたら幸いです。