秋田の伝統工芸:ぜんまい織

秋田の伝統工芸のぜんまい織につかうぜんまい綿は水をはじき、羊毛にも似たやわらかさと独特の自然色を持っています山間に自生するゼンマイを摘み、ぜんまい綿を採取し、これを絹と混合して緯糸にして織り上げたものがぜんまい紬です。

秋田の伝統工芸:ぜんまい織の特徴

ぜんまいの綿毛には防虫・防カビ効果があり、このぜんまいの綿毛を、水鳥の羽毛や真綿などと一緒に紡ぎ、織織られたぜんまい織は、親子代々着てもいたみが少なく、色が褪せてきたら裏返しにして着れるものでとても丈夫です。

秋田の伝統工芸:ぜんまい織の工程

ぜんまい織の工程は5月初旬、春の味といわれるぜんまい採りが始まります。食用になる茎と織物に用いる冠毛とに分けられ、さらに、「雌」のぜんまいの冠毛(綿)についているゴミを手で取り除き、「日陰」でよく乾燥させます

そして、8月になると、乾燥させた冠毛を90度ぐらいで蒸し、乾燥させた後真綿と混合し綿状にします。

糸車を用いて手作業で綿より糸を紡ぎます。 同じ太さの糸にする作業だけでも、
習得には数年かかると言われます。

染色には化学染料を一切使用せず、すべて自然の植物を使って染め上げます。
着尺分に少し余るくらいの糸の長さにして染め上げます。
不足して後から染めると色の違いが出てしまうので注意が必要なのです。

最後に、経糸(たていと)は絹を用い、緯糸(よこいと)には真綿の手紡ぎ糸を
使用します。緯糸の真綿にはぜんまいの綿毛や水鳥の羽毛が一緒に紡がれています。
現在は二人の伝統工芸士が伝統を受け継いでます。

秋田の伝統工芸:ぜんまい織に触れる

彼女らは天鷺村にてぜんまい織をしており、彼女たちに指導が受けられる体験コーナーもあるそうです。
また、秋田の伝統工芸のぜんまい織は秋田県由利本荘市の天鷺村にて販売もしております。素朴な味わいのぜんまい織で作られた着物以外にも名刺入れや様々な小物などが購入できます。
http://amasagimura.com/taiken.html