長野県の伝統工芸:信州鋸(しんしゅうのこぎり)

長野県の伝統工芸:信州鋸の歴史

信州鋸は長野県茅野市で作られている歴史ある鋸で、その発祥は約200年前に遡ると言われております。

時は江戸時代文化年間、鋸鍛冶としてその名が知られていた藤井甚九郎という人物が、この地へ移住してきました。
この藤井甚九郎がこの地でその持てる技術を存分に活かし、鋸を作り始めたのが信州鋸の起源と言えます。
この藤井甚九郎という人物は弟子もとっていたようで、後にこの弟子達が民間で需要のを生産するようになりました。
明治時代に入ると鋸製造業者は格段に増え、職人の数も4000人を越えるまでに発展しました

長野県の伝統工芸:信州鋸の近代歴史と特徴

大工用の両刃鋸が作られるようになったのは昭和初期のことで、この頃から大鋸の他、
山林用で利用する鋸が信州鋸として生産されるようになりました。
伝統の技術が今も受け継がれ、その技術によって丁寧に作り続けられている信州鋸は
一目一目ヤスリを使い、手仕上げで摺り上げる特徴を持っており、品質はもちろんのこと、その切れ味の良さも全国的に評価されています。

長野県の伝統工芸:信州鋸の現在

特に山林用の大鋸は森林を守り、災害を防止するための森林整備に欠かせない道具で作り続けられている信州鋸の大鋸は今も重宝されています。

野市鋸組合などの努力もあって、伝統の技を守りつつ、私達の生活の中で活躍し続けています。