岩手の伝統野菜:地大根(じだいこん)

岩手県で栽培が行われているこの地大根は、普通の大根よりも短い野菜で
「安家大根」と呼ばれています。
また、色も普通の大根とは異なっており、その色は白ではなく紅色をしています。
しかし、果肉全体が紅色なのではなくて皮とその近くの果肉部分だけが紅色らしく、
とっても変わった品種です。
それは根の部分だけではなく茎の部分まで紅色になっているとても変わっていて不思議な大根です。
地大根は果肉が硬く辛味も非常に強いのですが甘味もあるのでとても爽やかです。
この地大根は、大根おろしにすると地大根の辛味で美味しく食べられます。
普通大根おろしにすると形が残らないくらいになってしまいますが、
地大根を栽培している岩手県では「鬼おろし」
という専用のものを使って粗く摩り下ろして食べているそうです。
荒く摩り下ろす事によって地大根の食感も残るのでより一層美味しく食べられると思います。
紅色を鮮やかに見せたい時は少量の酢をかけると、色が鮮やかになってとても綺麗に見えますよ。

それで天ぷらや焼き魚、さらには牛肉のたたきなどと
一緒に食べると美味しくいただけると思いますよ?
しかし中には大根の辛味が苦手という方もいるかと思います。
そんな方は大根を摩り下ろしてから少し放置しておくと、
辛味が消えていくので是非活用してください。
この他にも地大根を使用したレシピが複数のホームページで紹介されているので、
調理の仕方がいまいち分からないという方は是非参考にしてみてください。

岩手県の伝統野菜:暮坪カブ(くれつぼかぶ)

寒さが厳しい岩手県は遠野の暮坪という集落では珍しい野菜がとれる。その見た目は、一見すると大根のように細長く白い根菜の姿かたちをしているが、その葉を見てみると植物学的にはまぎれもなくカブ。それがこの地域の名産、暮坪カブである。京都では逆にカブのような丸々とした形の辛味大根が名産品として有名だが、これはまさに対照的な大根らしいカブだ。

 

暮坪カブはおよそ400年前に近江から持ち込まれたとされているが、それ以来この暮坪に定着し、今では日本全国探してもこの地域でしか栽培されない特産品となった。

その味わいはというと、非常に辛みが強く、また独特の風味を持ち合わせており古くから刺身などの薬味として用いられてきた。またそばの薬味としても非常に有効で、その風味の鮮烈さと、そばの甘味との相性は、大根おろしの代用品どころかそれをしのぐほどの深い味わいだ。東京都内でも岩手名物の暮坪そばという名で食すことができるという。

 

また暮坪カブの地元では漬物としても多く食される。浅漬けの、根の辛味と葉の甘味の調和は、まるで寒さの厳しい遠野の素朴な風土の味をかみしめる様である。甘酢に漬けたものも暮坪カブが初めてという人には非常になじみやすいのではないか。種苗を手に入れることもできるが、やはり寒い地方の野菜とあって、暖かい地域ではなかなか独特の風味は育たないの。やはり現地の厳しい寒さの中で育った暮坪カブにその本来のうまみが宿るのだろう。

 

 


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