千葉県の伝統野菜:大浦ごぼう(おおうらごぼう)
大浦ごぼうは千葉県で生産されているごぼうで200年以上も前から栽培が行われている、千葉県の伝統野菜の一つです。
しかし、現在このごぼうを栽培している農家はわずかに8戸だけで、
生産量も年間800本程度と非常に少ないため市場に出回る事はほとんどありません。
ですが、稀にサイズや品質が基準値以下だった場合、
煮物に加工したりそのままの状態で朝市などに姿を現す事もあるようです。

 

この大浦ごぼうは誰かが種から作り出したのではなく、
近くのゴミ捨て場に自生していたのを鈴木四郎兵衛という方が見つけたのが始まりだとされています。
それからそのごぼうを持ち帰った鈴木さんは自宅で品種改良を行い、今のような姿になったそうです。
また、大浦ごぼうは一般的に知られているような細くて長いごぼうとはまったく異なり、長さは1メートル、胴回りは30センチにもなるごぼうにしては巨大過ぎる外見をしています。
さらに重さもだいたい5キロ程度と重いので、
一目見ただけでは到底ごぼうとは思えないのではないでしょうか?

 

しかし、一見大き過ぎて使いにくそうな野菜ですが、
含め煮などにすると非常に柔らかくなり味も良いので、
精進料理には欠かす事のできない食材なのです。
また、この大浦ごぼうは千葉県の大浦地区でしか育つ事の出来ない野菜なので、
この種を持ち帰って他の土地で栽培しようとしても上手く育てる事が出来ないのだそうです。
ですので大浦ごぼうを食べてみたいという方は「大浦ごぼう保存組合」までお問い合わせください。

千葉の地方野菜:木立花椰菜(こだちはなやさい)

名前を聞いただけではどういった野菜で、どういう形をしているのか見当も付かないと思いますが、
分かり易く言うと「ブロッコリーの事です。
木立花椰菜の他にも和名はあり、「緑花椰菜(みどりはなやさい)」とも呼ばれています。
日本で本格的に栽培が行われ始めたのは第二次世界大戦が終わった頃からとされています。

木立花椰菜にはビタミンAとCを多く含んでおり、緑黄色野菜には無くてはならないものです。
また、ビタミンAにはガン細胞が体の中で発生しないようにしてくれたり、
視力の低下なども効果があり、ビタミンBには女性の一番の悩みである
シミ・ソバカスを防いでくれる役割を持っています。
さらに、ビタミンAやCほどではありませんが、ビタミンKも含まれているので
骨粗しょう症の予防にもなります。

新鮮なブロッコリーの選び方は、茎の部分が太く密集しているものを選ぶと良いです。
そして保存をする時は、そのまま野菜室に入れるのではなく、
ラップで包んでから保存すると長持ちします。

現在「daiei」のホームページでは、木立花椰菜を使ったメニューをいくつか紹介しているので、
参考にしてみてはいかがでしょうか?
今まではサラダの時だけに使っていたかもしれませんが、
これを機にレパートリーが増えるかもしれませんよ。

木立花椰菜はお近くのスーパーや八百屋などで「ブロッコリー」として売られているので、是非お買い求めください。

ブロッコリーの効果を知った上で食べる味は一味も二味も違う事間違いなしです。

なお、JA千葉中央会にネットで様々に言われている和名についてブロッコリーとカリフラワーの違いを聞きました。

1.ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属の一・二年草で、学名は Brassica oleracea var.botrytis。英名は Broccoli。
和名で「こだちはなやさい(木立花椰菜)」または「みどりはなやさい(緑花椰菜)」と呼ばれる。

2.カリフラワーは、ブロッコリーの姉妹的な存在であり、学名もブロッコリーと同じであるが、和名は、「はなやさい(花椰菜)」「はなかんらん」
と呼ばれる。

とのことです。

千葉の地方野菜:千葉半立(ちばはんだち)落花生 

 

 千葉県産の落花生は全国生産の7割を占めています。そのなかの一品種である千葉の地方野菜、千葉半立はおいしさの点で首位にあるといってよいものです。 

 

落花生は南米原産で日本への導入は明治初年、政府の奨励もあって各地で栽培が始まりました。千葉県ではいち早く、山武郡下に普及しました。今日、落花生の主産地となっている八街(やちまた)の地域では明治30年前後から栽培が始まり、房総半島の台地上で土壌が適したために急速に普及、発展していきました。昭和戦後、在来種の中から半立種が選び出され、味のよい品種である千葉半立として広まっていきます。 

 

落花生には面白い性質があります。夏に開花・受粉したのち、花枝の付け根から細い根のような子房柄(しぼうへい)が伸びて地面にもぐり込み、その先に殻つきの種子である落花生が地中で実るのです。千葉県の地方野菜、千葉半立はこの殻が完全に地に潜らず半ば露出することからつけられた名称です。落花生の収穫は9月ごろで、掘り出した落花生は畑で乾燥させます。この工程で落花生の甘味が増すということです。千葉半立は小粒で形の悪い落花生ですが、豆本体はコクと甘みに富んでいるため高級品種として人気があります。しかし、その後に作られたナカテユタカなどに比べ、量産が難しくきれいな落花生もできにくいので生産量は徐々に減っているようです。 

 

 

流通する形は煎り落花生・ゆで落花生・落花生油・ピーナツバター、菓子類、料理としては煎り煮にして砂糖味噌をからめた落花生味噌、すりつぶしてゴマ豆腐のように加工した落花生豆腐などがあります。薄皮(渋皮)には栄養があるとのことで薄皮つきのまま煮豆したものもたべられています。

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