群馬県の伝統野菜:下植木ねぎ(しもうえきねぎ)
下植木ねぎは200年以上も前から群馬県で栽培され続けてきた伝統野菜の一つです。
あまり大量に栽培を行わず大事に大事に育ててきたこの下植木ねぎは、
江戸時代に「最も美味しい葱」と高い評価を受けている品種のねぎです。
生産量もそこまで多くは無いという事であまり食べた事のないねぎかと思いますが、
鍋や煮物などにして使用すると甘味が増し煮崩れする事もありませんので
非常に美味しくいただく事が可能です。
しかし、生で食べれば身が固く辛味が多いので生で使用するときは、
主にそばなどの薬味に適しています。
ですので現在では大阪などの料亭で使われているほどの人気を誇っています。
下植木ねぎは一般的なねぎのように細長い外見はしておらず、
白い根の部分は20センチと短く、葉の部分も50センチ程度の
ねぎにしては可愛らしい外見をしております。
しかし土地開発や生産者の高齢化などの理由から
年間で生産されている下植木ねぎの量は20トン程度とされています。
さらにこの下植木ねぎは病気などに抵抗する力が弱いため、
非常に栽培するのが難しく植えた分と収穫する量に差が出てしまいます。
そういった理由からだんだんと生産量が落ちていき
いつしか絶滅してしまうのではないかと心配されています。
そんな時、地元の高校が下植木ねぎの絶滅を防ぐために
農家の方々と協力をして栽培を始めるようになりました。
現在では「下植木ねぎ研究班」というものを結成して、
どうすれば病気に耐えられるようになるのか、
という事やどのように行えば作業がしやすくなるか、という事を日々研究しているそうです。