茨城県の伝統野菜:赤ネギ(あかねぎ)
明治時代頃から農家の人々が自家用としてつくられ、茨城県で良質のものが栽培されたことから、「圷ねぎ」と言う名前で親しまれていた。枝数が多く、葉鞘の軟白の部分が赤色になると言う少し維珍しいねぎである。その鮮やかな赤い色と、やわらかい食感を生かす料理として、鍋物やぬた、サラダのほか薬味などによく使われる。
赤色のよさは、畑によって、また苗によって違って来るので、農家の方々は肥料や土作りに気を配り、赤色のよく出た苗を選抜して植えるなど注意が必要である。
秋頃に種播きし、秋冬頃に収穫される。
タネは代々自家採種されて来たが、同県、石岡市では、品種の交雑が進んでいるため「ひたち紅っこ」と言う品種の栽培に力を入れている。
茨城県の生産者によって栽培されている「ひたち紅っこ」のほかの品種と比べて良い所は、何と言っても赤ねぎの特徴である葉鞘(ようしょう)部が綺麗なな赤紫色になることです。茶色や薄赤等色の悪い株の発生が少なく、市場性が無駄なく著しく向上します。
また、分けつ数が4、5本と従来の品種より少ない代わりに、その分一つ一つの葉鞘の肥大が良いのでボリュームがあります。そのため、従来より少ない本数で製品になり、荷造りが省力的でしかも収量も上がります。
赤ネギの最大の特徴は赤色の葉鞘(ようしょう)部ですが、茨城県ではその赤色がより美しく見えるようこだわり、出荷時には泥の付いた薄皮を丁寧に剥がし足りなど気を付けています。細かい作業が続き労力もかかりますが、その甲斐あってか市場や消費者などから赤色が鮮やかだという評価を得ることに成功しています。
