鹿児島県の伝統野菜:ニガウリ
ニガウリとは、鹿児島県や沖縄県で多く栽培されているウリ科の野菜で
日本名は「蔓茘枝(ツルレイシ)」という名前の野菜です。
現在は鹿児島県や沖縄県の伝統野菜となっており沖縄県では
「ゴーヤー」、八重山では「ゴーヤ」、宮古島では「ゴーラ」、
九州地方では「ニガゴリ」、鹿児島県や長崎県では「ニガゴイ」、
また諫早地方では「ニガウイ」などその地方によって呼び方が異なる野菜です。
このニガウリという野菜はウリ科に属している野菜なのですが、
外見はウリのような筒状のものではなく表面がイボに覆われている
非常にデコボコした品種のウリで、「ニガウリ」と言われているように
凄く苦い味が特徴的でピーマンよりも苦いと言われている野菜です。
また、中国でも栽培がおこなわれており
そこでは食用として扱う他にお茶として飲まれているそうなので、
中国へ遊びに行った際は是非飲んでみてください。

私達が普段目にしているニガウリは濃い緑色をしていてボコボコとしていますが、
これは完熟する前のもので完熟すると濃い緑色からオレンジという非常に綺麗な色へと変化します。
また、完熟するとニガウリは花のように裂開するのが特徴で、
遠くから見ると本物の花と勘違いしてしまうかと思います。
そして中心には種子があるのですが、
この種子の周りには仮種皮という赤いゼリーのようなものがあり、
これは非常に甘いといわれています。
さらにオレンジ色になったニガウリも食べる事はできると言われていますが、
シャキシャキとした歯ごたえは無くなってしまっているとの事です。

一般的に「ニガウリ」と言えば沖縄だと思う方もいるかと思いますが、
鹿児島県でも沖縄県と同じ頃から栽培がおこなわれており、
いつ頃からという詳しい情報は分かっていませんが、
当時から非常に盛んに育てられていたのだそうです。
鹿児島県で栽培されている品種は「か交5号」という品種で、
ニガウリにしては苦味が少なく歯触りが良いので
苦手だという方にはピッタリなのではないでしょうか?

鹿児島県の伝統野菜:安納こがね(あんのうこがね)
安納こがねという野菜は、鹿児島県で栽培がおこなわれている伝統野菜のひとつで、
水分が多く含まれているため一般的なサツマイモのようにホクホクしているのではなく
トロッとしていて、また糖度が16度と一般的なものよりも高いのでその分甘く感じられる野菜です。

 

しかし、糖度が高いからといってカロリーも高いというわけではありません。
むしろ、16度という甘さに反してカロリーは低いので
それを気にする方にはとても優しい食べ物なのではないでしょうか?
また、焼き芋などにして食べると温かいうちはホクホクしていて美味しいのですが、
冷めてきてしまうと若干味が落ちてしまうかと思います。
しかし、この安納こがねは冷えても美味しいので冷蔵庫などでわざと冷やしてから食べると、
アイスを食べているような感覚になるので焼き芋とはまた違った味を楽しむ事も出来ます。

 

この安納こがねの形は一般的なサツマイモと変わりはありませんが、
皮の色は一般的な芋のように紅色をしているのではなく、
どちらかといえばじゃがいもと似た色をしている少し変わった品種のサツマイモです。
そのため、小さめの安納こがねと一緒に置いておいたら間違えてしまう可能性もあるかと思います。

 

ただ、安納こがね自体は非常に人気が高く美味しいと評判なのですが、
それに応えられるだけの収穫が出来ない事もあるので、
度々「幻のサツマイモ」などと呼ばれている事もあるようです。
しかし、通信販売なども行っていますので収穫時期が近付いてきた際は、
是非ホームページをご覧ください。

鹿児島の伝統野菜:国分大根(こくぶんだいこん)

鹿児島県の伝統野菜である国分大根は、1804年頃から栽培が行われているとても古い大根です。
しかし、現在ではほとんど栽培が行われておらず、
ほんの数量だけ残っていたとしてもその形状は昔と比べると非常に変化してしまっています。
その理由は、国分大根ではなくその他の種類のものと交雑してしまったためとされています。
国分大根の形や色などはこれといって決まっていなく、
桜島大根のように丸く太っているものから少しばかり長細くなったものまであり、
色も真っ白のものから所々赤紫色になったものまで様々です。
国分大根の収穫時期は主に12月の中旬から1月の中旬頃までとされており、
上記説明したように形や色はまちまちではりますが、
どれも品質はよく非常に美味しく食べる事が出来ます。
収穫した国分大根は生で食べても十分美味しいのでサラダなどにして食べると良いとされていますが、2月頃まで放っておくと果肉が硬くなってしまうので、出来れば早いうちに食べてしまうのがおすすめです。
.また、水分を多く含んでいるのでとてもみずみずしい印象を受けるかと思います。
国分大根にはこの名前以外にも別名が存在しており、その名前は「飛び上がり大根」というようです。
この名前の由来は、根の部分が地面の上に出ていた事からきているそうですよ。
現在は形も大分変わってきてしまっていますが、
味は昔のままですので一度と言わず何度でも食べてみてください。
これで注目されればきっと絶滅寸前の国分大根もまた、盛んに栽培が行われるようになるはずです。


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